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SHLG第3話 『暗躍、OTTO軍団』 (1)

怪人、ビッグアイ。
ここは、OTTO軍団の秘密アジト。
巨大な一つ目にタキシード姿の怪人が、なにやらキャプテンレイカと言い争っている。

「何しにきたんだい、ビッグアイ。お前の作戦地域は北米のはずだろ。」

「ふっふっふ、SHLG(スーパーヒロインリーグ)とやらの小娘どもに、随分とてこずってる様じゃないか。お前では心許ないから、俺様が日本へ派遣されたのだ。」

「ふん、よけいなお世話なんだよ。」

この2人はOTTO軍団の中で同等の地位にあり、何かと反目しあう間柄なのだ。

大幹部、ヴォルフ将軍登場!

「貴様たち、何を言い争っておるのだ。」
と、その時、頭部に怪しげなチューブを生やした男が部屋に入ってくる。
OTTO軍団の大幹部、ヴォルフ将軍だ。

キャプテンレイカの任務。

「キャプテンレイカよ。日本侵攻計画の方はどうなっておる。」

「はっ、すこぶる順調であります。」
しゃあしゃあと答えるキャプテンレイカ。

「こらっ、嘘をつくな。スーパーヒロインたちにやられっ放しではないか。」
憤然と抗議するビッグアイ。

「スーパーヒロイン? 何を言っておる。レイカの任務は、日本侵攻に向けて国際防衛機構の秘密兵器『CHX』を奪取することだぞ。」

「なっ?」

「わかったかい、ビッグアイ。スーパーヒロインの相手は、暇つぶしの座興に過ぎないんだよ。」
余裕の笑みのキャプテンレイカ。

江呂井博士。

「ヴォルフ将軍、国際防衛機構極東支部の主任研究員、江呂井博士を既に味方に引き入れてあります。」

「ほーう。この男か。」

「極秘プロジェクトにもアクセスできる立場にあり、秘密兵器『CHX』の奪取に大いに役立つと思われます。」

「さすがだな、キャプテンレイカ。それに、スーパーヒロイン達との戦いも、戦闘員と旧型のロボットだけで、ここまでよくやっておる。OTTO様もお喜びだぞ。」

「ははっ、ありがたきお言葉。」

「よし、引き続きキャプテンレイカは、秘密兵器『CHX』の奪取を進めろ。ビッグアイは、レイカの支援のためスーパーヒロインを引き付ける陽動作戦を行うのだ。」

「いいかい、しっかり”支援”するんだよ。」
すっかり上から目線のキャプテンレイカ。

「くっ。」

怒りのビッグアイ

「この俺が、あばずれのレイカの支援だと。今に見ておれ、陽動だけでは足りぬ。スーパーヒロイン共を倒して、レイカの鼻を明かしてやるぞ!」


日本侵攻に向けて、着々と戦力を増強するOTTO軍団。
果たして、彼らの狙う秘密兵器『CHX』とは何なのか。


        ―続く―

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