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SHLG第1話 『狙われたアイドル』 (5)

こいつをかわいがってやりな。
ダメージで動くこともままならないペギー松山を、無理やり引き摺り起こすキャプテンレイカ。
「お前たち、こいつをたっぷりかわいがってやりな。」

「おらっ!」
ドスッ
「うぐっ。」
「トウッ!」
ビシッ
「うっ。」
次々に、ペギー松山の無防備なボディにパンチとキックを打ち込む戦闘員たち。

(く、苦しい。でもこれくらいの打撃ならなんとか耐えられる!)

私が手本を見せてやるよ。
「ああ、これじゃあ全然だめだめ。おいっ、代わりにこいつを抑えときな。」
苛立った声をあげるキャプテンレイカ。

「いいかい。こいつ等スーパーヒロインは華奢に見えて、体は鍛え上げられてるんだよ。だから、戦闘員ごときがボディを責めてもたいして効きはしない。だけど人間には、鍛えようのない急所がいくつかある。特に女の場合は胸と、お前たち野郎と同じく股間が最大の急所なんだよ。私が手本を見せるから、よく見ときな。」

めり込むつま先。
「しっかり、足を持っときな。いくよ! そらっ!」
気合とともに、トウキックをペギー松山の股間に叩き込むキャプテンレイカ。

グシュッ。
いやな音とともにペギーの股間にレイカのつま先がめり込む。

「あうっ、ああああ。」
激痛に首をのけぞらせて悶絶するペギー松山。

「おやっ? 随分つま先が入っちゃったねえ。力を入れすぎたようだね。ほっほっほっほ。」

対モモレンジャー光線の脅威
「見てごらん。あのペギー松山がキック一発でお寝んねだよ。」
股間を押さえてうずくまるペギー松山の頭をハイヒールで踏みつけるキャプテンレイカ。
ガシッ、ガシッ。

「ふうぅーっ。何だか気分が乗って来たねえ。」
真性サディストのレイカが顔を紅潮させる。
よし、銃のカートリッジをゴレンジャースーツ破壊光線から対モモレジャー光線APB(Anti Pinkranger Beam)へ替えるんだよ。」

「でも、APBはゴレンジャースーツの上から照射するよう設計されたもの。生身のペギー松山に浴びせたら命の保障はできません。」
「OTTO様は、生け捕りを指示されてるはずです。」
口々に異を唱える戦闘員たちに残虐な笑みを浮かべるレイカ。
「大丈夫、こいつは死にはしないよ。たぶんね。」
(ふん、OTTO様は生け捕りを望んでいる様だけど。私は、こいつの苦しみ悶える顔が見られればそれで十分。生きようが死のうが関係ないね。ふっふっふ。)


OTTO軍団にいたぶられ続けるペギー松山に、さらなる危機が迫る。
戦闘員たちも恐れる対モモレジャー光線APBの威力とは一体何か?
ペギー! その光線を浴びてはだめだ!

            ―続く―

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Secre

No title

また、助けが来そうな雰囲気ですな。
本編では見られない展開にもワクワクしています。

No title

>黒コップさん
いつもコメントありがとうございます。
>また、助けが来そうな雰囲気ですな。
>本編では見られない展開にもワクワクしています。
このシリーズは、第二話以降も続いていくわけで。いきなり、ペギーに完全敗北させるわけにはいかず、とは言えなんとか黒コップさんをはじめBlogを見て下さる方の期待にも応えたく、展開に頭をひねっております(^^;。どうか暖かい目で、見てやってください。
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OTTOヒロイン

Author:OTTOヒロイン
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